宗次氏に学ぶ 華麗なる加齢(30万PV記念)
当ブログ 「壺中日月長」 へのアクセス数が、おかげさまで開設以来30万回を超えました。
他愛もない日々の出来事や、自己満足に過ぎない趣味の世界を記事にしてまいりましたが、この3年半に当ブログを訪問されたすべての皆様に感謝申し上げます。
昨秋、高齢者の仲間入りをしたものの、まだまだ精神的にも未熟な自分を反省し、これからも精進を重ねる所存です。引き続き当ブログをお引き立て下さいますようお願いいたします。
さて、人は加齢と共に衰えていくものです。頭は次第にボケて、身体は言うことを聞いてくれなくなります。 この世に生を受けた以上 「生老病死」 は避けて通れません。
先日、かつての仕事仲間との飲み会がありました。それぞれ思い思いに人生の晩年を過ごしていますが、共通していることは年齢を意識しないで 「前向きに生きている」 という姿です。
北海道でペンション経営を始めた人、日本中を車で(ワゴン車に寝泊まりしながら)旅行している人、自分の土地を耕して百姓(農家)になった人、経験を生かして地元で起業した人、などなど。
私も趣味の世界を広げながら、地元のボランティアに精を出し、人とのつながりを大切に日々を楽しんでいますが、自分が描く理想の晩年には程遠い状態です。
■ 宗次氏の華麗(カレー)なる加齢
そんな中、名古屋の 「宗次ホール」 が開館10周年を迎えたというニュースを耳にしました。
ご存知の通り、宗次ホールは、カレーチェーン 「CoCo壱番屋」 を創業した宗次徳二氏が、2007年3月に私財を投じてオープンさせた音楽専用ホールです。
年間400回を超えるコンサートを主催して、クラシックを中心とした音楽を地域に普及させると同時に、演奏家を育て支援して、広く文化に貢献しているホールです。
ホール入り口でいつも温かくお客を迎える宗次氏の笑顔が、私たちの心を和ませてくれます。ですから、この会場にはいつも温かい空気が流れていて、嫌なピリピリ感も、よそよそしさもありません。
良質な音楽は演奏者と聴衆の両者が共鳴して作られるものですから、会場の雰囲気は極めて大切です。
文化を創造し、文化を育成し、文化を普及させるという三拍子揃った文化の拠点。音楽文化を通して社会を明るくしたいという切なる願い。
まさに、この10年間、年齢を重ねてこられた宗次氏の思いが大きく結実したホールと言えるでしょう。
このような年の取り方を、「華麗なる加齢」 と表現しても良いのではないでしょうか。ただ、宗次氏の場合は 「カレーなる加齢」 と言った方が語呂が良いようです。
■ 華麗なる加齢を目指して
宗次氏には遠く及びませんが、私たちも人生の黄昏時に向けて、光を放つ存在でありたいと思います。自己の思いを実現する 「華麗なる加齢」 を目指したいものです。
この度の30万回アクセスを機に、この数年間を反省し、理想の晩年の在り方を模索し、その実践に向けて邁進したいと考えております。
そのためには、氾濫する情報の中で本物を見極める力を養うことが極めて重要だと思います。 スタートラインに立つ上で、情報の取捨選択と、心の断捨離が大きな課題だと考えます。
新年度に当たり、この1年を 「華麗なる加齢」 のスタートの年として精進いたします。ご支援、お力添えをお願いいたします。
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