一寸先は光
ある病院の待合室でパラパラと読んだ 「家の光3月号」。 JAグループが出版している雑誌のようです。普段読むことはありませんが・・・
記事の一つ、「坂村真民 魂のことば」 に、少なからず感銘を受けました。
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒涛の海を
飛びゆく鳥のように
混沌の世を
生きねばならぬ
鳥は本能的に
暗黒を突破すれば
光明の島に着くことを
知っている
そのように人も
一寸先は
闇ではなく
光であることを
知らねばならぬ
新しい年を迎えた日の朝
わたしに与えられた命題
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ 坂村真民の詩「鳥は飛ばねばならぬ」
一寸先は闇だと思っていましたが、「一寸先は光」 だというのです。
怒涛の海を越え、混迷の世を生きるのが人のさだめですが、「暗黒の先には必ず光がある」 というのです。誰もが勇気づけられる詩です。
人生はどうしてもネガティブに考えがちですが、一寸先に光があると信じて 「力強く今を生きる」 ことの大切さを、この詩から学ばせていただきました。
※坂村真民(さかむら しんみん、1909年1月6日 - 2006年12月11日)は、日本の仏教詩人。一遍の生き方に共感し、癒しの詩人と言われる。
毎朝1時に起床し、近くの重信川で未明の中祈りをささげるのが日課であった。詩は解りやすい物が多く、小学生から財界人にまで愛された。特に「念ずれば花ひらく」は多くの人に共感を呼び、その詩碑は全国、さらに外国にまで建てられている。 (Wikipedia)
詩人 坂村真民は、2006年に97才で永眠されました。
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