2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

開設以来のバックナンバー

書の作品

  • Img_20190628_0001_new
    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
フォト
無料ブログはココログ

« 池上彰講演会 「世界の中の日本人」 | トップページ | 蔵開き ミニコンサートと和傘アート展 »

2017年1月27日 (金)

蟻は左足の2本目から歩き出す

「蟻は左足の2本目から歩き出す。」 と語ったのは、岐阜県出身の画家 熊谷守一 氏です。 熊谷守一(くまがい もりかず 1880-1977)

97歳で他界するまでの30年間は、自宅の玄関から一歩も外へ出ず、ひたすら庭の昆虫や植物などを観察し、猫や鳥と一緒に過ごしました。

その熊谷氏の 「没後40年 熊谷守一展」 に行って来ました。(メディアコスモスみんなのギャラリー)

Photo

氏が好んで描いた 花や蝶、猫や蟻などのモチーフの油彩画と書作品、ゆかりの品々を興味深く鑑賞させていただきました。

Photo_2

作曲家の信時潔(のぶとき きよし)氏とは、子供同士を結婚させるほど親友だったとのことで、熊谷氏も一時はチェロやヴァイオリンを嗜むこともあったそうです。会場には、チェロを弾く熊谷氏の写真も飾られていました。

熊谷孫六郎(初代岐阜市市長・衆議院議員)氏を父に持ち、富裕層に生まれるものの、極度の芸術家気質で貧乏生活を送り、文化勲章の内示も辞退しました。 (Wikipedia参照)


さて、本当に 「蟻は左の二番目の足から歩き出す」 のでしょうか?

研究者によると、まんざら嘘ではないようです。昆虫の場合は、左右3本(計6本)の足を交互(前後左右)にバランスを取りながら歩行するので、個体差はあるものの、左の2本目から踏み出すことは理にかなっているとのこと。画家の観察眼は相当なものだと思いました。



« 池上彰講演会 「世界の中の日本人」 | トップページ | 蔵開き ミニコンサートと和傘アート展 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事