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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2017年1月 9日 (月)

医師 と ピアニストを両立させた男

誰もがなりたい医師、誰もが憧れるピアニスト。

どちらも高度な専門領域の職業です。両立は神業に近いでしょう。

しかし、その両方の夢を実現させ、見事に両立させている人がいます。


上杉春雄氏 。 職業は、「札幌山の上病院」 院長、そして プロのピアニストです。

以前より注目していましたが、この度、氏が出演する 「脳と音楽」 と題したコンサートを聴く機会に恵まれました。

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前半はトークで、後半がコンサート。共演はヴァイオリニストの前田朋子さんでした。

ピアノは滑らかで柔らかいタッチ、落ち着いた音色で品の良さを感じました。特に、「アヴェマリア」 の伴奏(平均律クラヴィア第1巻第1曲)は、神秘的ともいえる深淵な美しさが印象的でした。

ヴァイオリンは、とても音楽的で表情豊か、香り立つような 「スプリングソナタ」 に魅了されました。また、TV番組 「劇的 ビフォーアフター」 の音楽で有名な 「ルーマニア民族舞曲」 は楽しく聴かせていただきました。

アンコールは、定番 「タイスの瞑想曲」、情感たっぷりの演奏に会場も静まり返って聴き入っていました。

残念なことに・・・

曲が終わるか終わらないかのうちに、すぐ 「バチバチバチ!」 と拍手をするお客がいます! この客は、「音楽」 を聴きに来たのか、「音」 を聞きに来たのか、全く理解できません! あまりに 「無神経」 です。

「アヴェマリア」 も 「タイス」 も、余韻を楽しむことなくコンサートは終わりました。

しかし席を立つと、身体が軽くなったような爽快感がありました。多分、コンサートで脳が活性化して5歳くらい若返ったのではないでしょうか。お医者さんの作るコンサートは格別です。

次回に期待が膨らみますが、前述のような 「無神経な客」 がいないことを望みます。



■ 当ブログ参考記事→ 沢田蒼梧 挑戦するピアニスト


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