小惑星「バッハ」 とフーガ
1931年10月9日、ドイツの天文学者 カール・ラインムートが発見した惑星は、ドイツの作曲家 ヨハン・セバスティアン・バッハ にちなんで 「バッハ」 と命名されました。
小惑星 「バッハ」(1814 Bach) の誕生です。 絶対等級(H)は13.1で、もちろん肉眼では見えませんが、太陽周回軌道上にあります。
「バッハ」 という惑星が、この宇宙に存在していると聞いて、ふと頭に浮かんだ曲は、「小フーガ ト短調 BWV 578」 の旋律でした。
堀辰雄の小説 「美しい村」 に、このバッハの名曲が流れます。
軽井沢の木立の中を、堀が小説の構想を練りながら散歩していると、チェコスロバキア公使館の別荘から バッハ 「小フーガト短調」 が聞こえてきました。
堀が歩いていた散歩道は後に 「フーガの径(みち)」 と名付けられました。
※参考 クラシック音楽家の名前の付いた小惑星一覧 Wikipedia
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