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2016年10月30日 (日)

秋の月/滝廉太郎の詩

「秋の月」      滝廉太郎 作詞 作曲  (山田耕筰編曲)

光りはいつも  變らぬものを
殊更 秋の 月の影は 

などか人に物思はする
あゝ 鳴く蟲も  おなじ心か
聲の悲しき

(旧字体使用)

滝廉太郎(1879-1903)は、明治33年(1900年)に日本の春夏秋冬を合唱曲(重唱曲)として 「組歌 四季」 を作曲しました。 (山田耕筰がピアノ伴奏用に編曲)

その3曲目が「秋の月」です。 ※ちなみに、この 「四季」 の1曲目が、「春のうららの隅田川~」 で始まる 「花」 です。その後有名な 「荒城の月」や「箱根八里」などが作られました。

Nagatsukifullmoon

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「秋の月」 だけは、自身で作詞も手掛けています。調べてみると意外にも、滝廉太郎の作詞が多いことが分かりました。才能が豊かな人だったのでしょう。

しかし、才能豊かな天才作曲家 滝廉太郎は、肺結核で倒れ23歳で夭折しました。当時は結核の伝染力を恐れ、多くの楽譜が焼却されたそうです。


さて、この 「秋の月」 を聴きながら、歌詞を書いてみることにしました。書いてみると悲しさが伝わってきました。そして、2年前にかけがえのない友人を亡くした時のことを思い出しました。


Photo

余談ですが、知人の声楽家が、この曲は 「北上夜曲」 と、出だしが酷似していると、言っていましたが、そう言えば調性も同じです。 一度お聴き下さい。

もう一つ余談ですが、滝廉太郎の遺品は、妹さんの子孫が管理されていますが、妹さんの孫がジャーナリストの筑紫哲也さんです。(筑紫さんの祖母が、滝廉太郎の妹)

 

聴いたり、書いたり、調べたりと、秋の夜長を楽しんでいます。



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