ショパン ノクターン嬰ハ短調遺作 とTVCM
2014年に、開業50周年を迎えた 旅館業 「野口観光((株)」 のテレビCMに、クラシック曲が効果的に使われています。
脚本家の倉本聰氏が総指揮をとって制作しただけあって、映像と語り (女優 中嶋朋子)に詩情が漂っています。
7話あるようですが、すべて音楽は、ショパン 「ノクターン嬰ハ短調遺作」 で統一されています。
まずは第1話↓です。
> リンク切れはご容赦下さい
7話すべてのCMを観て、あらためてこの曲の魅力を感じました。少し話が発展しますが・・・
この曲の全曲(4分27秒)は、「NHK名曲アルバム」 で、ピアニスト 山本貴志氏の演奏で聴くことが出来ます。 (↓BS番組 youtubeより)
> リンク切れはご容赦下さい
■ NHK名曲アルバムの解説によると
戦時中、ドイツ占領下のワルシャワでは、ショパンの音楽は愛国心のよりどころとみなされ、演奏することも、聴くことも禁止されていました。
戦後、ワルシャワのテレビ局が廃墟の街にへ最初に流したのがこの曲でした。
そして、復興へと向かう人々の心のともしびとなったのです。
話しが戻りますが、野口観光のTVCMには、ドビュッシー 「月の光」 や、プロコフィエフ 「ピーターと狼」、エルガー 「威風堂々」 などクラシックが多く使われています。
もし、北海道へ行くなら、この旅館に泊まりたいと思いました。(^^♪
テレビCMと音楽の関わりについては今後も当ブログで取り上げたいと思います。お引き立てお願いいたします。
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