山本貴志ピアノリサイタル
第15回ショパン国際ピアノコンクールで4位に入賞したピアニスト 山本貴志さんのリサイタルを聴く機会に恵まれました。 2016・10・14 スイトピアホール
実は、山本さんの演奏を聴くのは3回目です。隠れファンかも知れません。
今回のプログラムは、前半はショパンを中心に、後半はフィギュアスケートの名曲を中心に組まれていて、誰もが気軽に本格的なピアノ演奏を楽しめる内容でした。
残チケットがほとんどなく、最前列の左端(指定席)で聴くことになりました。
間近で聴くと、奏者のペダルを踏む音や、息遣い、手の表情などが良く分かって臨場感があります。 尋常でない集中力も伝わってきました。
全て素晴らしい演奏でしたが、特に、ショパン ポロネーズ第5番嬰へ短調op.44 と、最後のバラード第1番ト短調op.23 が圧倒的な演奏でした。
また、トークは丁寧で柔らかく、誠実な性格が伝わりました。羽生結弦選手とのコラボの話しなどは大変興味深く聞けました。
アンコールは雨だれ前奏曲でしたが、雨の粒が聴衆の心を潤してくれたように感じました。 一音一音が心に沁み込んで・・・
尚、先日の当ブログでも取り上げましたが、NHK名曲アルバムで、山本貴志さんがショパン ノクターン嬰ハ短調遺作を演奏しています。 このノクターンが聴けなかったことが少し心残りでしたが、楽しみは次回に取っておくことにしました。
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