人間の煩悩 本の紹介(No.024)
波乱万丈の生涯を生きる作家 佐藤愛子さんも、 いつの間にか 92歳になられ、もうすぐ93歳とのこと、その佐藤さんの最新刊 「人間の煩悩」を読みました。
悩みの量こそが人間の深さ。
この本は、佐藤さんの過去の多くの作品の中から、編集者が 「人生の醍醐味」 のようなものに焦点を当て、文章を抜粋して一冊の本にしたものです。
「人間の煩悩」 佐藤愛子著 幻冬舎新書(2016・9・25) 780円(税別)
「人間も死んだらゴミだ」
「癌になって苦しんだら、殺してくれ」
「十の情事より一つの恋よ」
「妻は死んでから夫に仕返しする」
など、100編以上にも及び、まさに佐藤愛子のエッセンスのような本です。毒舌とユーモアが随所にあって楽しく拝読しました。
■ 次に読みたい本は、佐藤愛子 「90歳。何がめでたい」 (2016・8・1 小学館) です。
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