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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2016年9月 1日 (木)

蜻蛉 (とんぼ) / 季節の移ろい

朝夕に秋の気配を感じるようになりました。 もう9月です。


とどまれば あたりにふゆる 蜻蛉かな    中村汀女


それまで気づかなかったのですが、ふと立ち止まってみると、辺り一面がトンボの群れでおおわれていたのです。秋の一風景です。

「見たまま」 を句作するという写生句で、汀女の代表作です。

この句は、横浜三渓園で詠まれたとされていますが、汀女は生まれ故郷の熊本水前寺江津湖を思い出していたのかも知れません。

中村 汀女(なかむら ていじょ 1900 - 1988)は、昭和を代表する女流俳人。

Photo


生きて仰ぐ 空の高さよ 赤蜻蛉       夏目漱石

馬の耳 ちょこちょこなぶる 蜻蛉かな    小林一茶

竹竿の さきに夕日の 蜻蛉かな          正岡子規


蜻蛉は秋の季語として、多くの俳人に詠まれました。どの句も、風景がありありと目に浮かびます。

季節のバトンは、蝉(せみ)から蜻蛉(とんぼ)に受け継がれようとしています・・・

※イラスト参考http://item.rakuten.co.jp/i529/5085/

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