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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2016年9月25日 (日)

「二人の音楽会」 に深い味わいを聴く

お世話になった音大の先生(ピアノ)と、ソプラノ歌手によるジョイントコンサートに出掛けました。  (2016年9月24日 ザ コンサートホール)

題して 「二人の音楽会」    ピアノ : 金山 正一   ソプラノ : 渡部 千枝

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↑チラシからも温かい雰囲気が伝わります

前半は金山先生のピアノソロで、氏の 「特別な思い」 のこもった シューマン 「子供の情景op.15(全13曲)」 と、シベリウスの 「小品(3曲)」 が演奏されました。

子供の情景は、大人の視点で見た 「子供の姿」 を、繊細に描写した音楽です。

生き生きとした子供時代の回想を、金山先生は清澄なタッチの中で詩情豊かに語りかけて・・・ この曲への限りない愛情が感じられ、心を打たれました。

そしてシベリウスは、北欧フィンランドの寒々しい空気感、森と湖の豊かな自然が、眼前に迫るような錯覚を覚えました。あらためて作品の気高さを味わった次第です。

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後半は、渡部千枝氏のソプラノ独唱 (ピアノ伴奏:金山正一)でしたが、秋をテーマにした日本歌曲(6曲)と、ドイツ語による懐かしの名歌(4曲)が披露されました。

プログラムに添付された歌詞カード、どれも心に響く素晴らしい詩ばかりです。

ご本人曰く、「創造の神の宿っている詩人や作曲家の賞賛されるべき作品の再現者として、その作品の魂にどこまで近づくことが出来るか・・・(後略)」 。

「桔梗 (野村 朗)」 、「わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)」 などに魅了されてしまいました。 まさに作品に込められた核心(魂)を感じることが出来ました。


週末の 「二人の音楽会」 は、これまでの人生を投影したかのような深い味わいに包まれたコンサートでした・・・

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