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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2016年8月10日 (水)

音楽の手紙~作曲家がしたためた想い~

偉大なクラシックの作曲家が残した数々の手紙から、その作曲家の人間味あふれる想いを探ることが出来ます。

「大作曲家を身近に感じてもらえたら嬉しい」 との願いから、手紙にしたためられた想いを紐解きながらピアノ曲を演奏するというランチタイムコンサートに出掛けました。面白い切り口のコンサートです。

「音楽の手紙」~作曲家がしたためた想い~ 2016年8月10日 宗次ホール 田中百合子/ピアノ

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作品の解説をしながら演奏するスタイルを 「レクチャーコンサート」 と言いますが、作曲家の手紙を紹介して演奏する今回のコンサートも同様に興味深いものです。そして几帳面なトークは分かりやすく、まさにレクチャーそのものでした。

ドビュッシーの音楽のルーツが 意外にも 「バッハ」 だったという話を聞きながら、今日のプログラムは、すべてバッハの影響を色濃く受けた作曲家の作品だと気づきました。

そのバッハを敬愛する田中さんの 「トッカータ」 は、透明感のある美しい音色が際立って、バッハ音楽の奥深さ、陰影、多様性を改めて感じさせてくれるものでした。

後半の、ベートーヴェン、シューマン、ショパンも、すべてバッハの影響を受けた作曲家ですが、手紙ににじみ出る人間性に沿った音楽は、やはり心に響く神性を内包して印象的でした。

アンコールで弾いたメンデルスゾーン(曲は無言歌より 狩の歌)も、バッハの偉大さに気づき、自らの指揮で 「マタイ受難曲」 を再演するなど、バッハ作品の復活に尽力した作曲家です

バッハが底流にあるコンサートは、作曲年代や国を越えて、ほぼ満席のホールを満たしました。 さらなる飛躍を予感させる充実のコンサートでした。

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