映画 人間爆弾 「桜花」 特攻を命じた兵士の遺言
予告編を見て、いきなりシューマンの歌曲が流れてきたので驚きました。
映画 -人間爆弾 「桜花」 特攻を命じた兵士の遺言-
人間爆弾と言われた特攻兵器 「桜花」 の出撃隊員の選出にあたった元海軍大尉との対話から、日本人としての死生観、戦争の記憶を描き出したドキュメンタリー映画です。
この映画には、シューマン作曲(ハイネ詩)の 「二人の擲弾兵(てきだんへい)」 という有名な歌曲が挿入されています。
擲弾兵とは、いわゆる手りゅう弾を武器とする歩兵のことだそうです。日本軍の場合は、捨て身で攻撃する手法(肉弾戦)が用いられました。
悲しいですが、或る意味、この映画に相応しい選曲かも知れません。
youtube ハンス・ホッターの名唱 → Hans Hotter sings Schumann: Die Beiden Grenadiere ※曲の最後に、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が高らかに歌われます。
人間爆弾 「桜花」 特攻を命じた兵士の遺言 (2014年フランス 原題 Parole de kamikaze) ※原題を直訳すると、「神風の言葉」になります。
2016年8月27日~公開
公式サイト
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