光害で天の川見えず
古くは、日本では7月を 「文月」 と呼んでいましたが、近ごろは 「愛逢月(めであいづき )」という異称もあるようです。まさに七夕に相応しい呼び名です。
その七夕がもうすぐそこ。 今年の天気は微妙のようですが、「天の川」 が見れるでしょうか。
「 世界人口の3分の1、天の川見られず ”光害” が影響 」 というニュース(朝日新聞デジタル)を見つけました。
光害(こうがい)とは、過剰または不要な光による公害のことです。
天の川を観測できない人口は、米国で80%、欧州で60%、日本で70%を占め、世界全体では3分の1に上るそうです。(国際研究チームによる発表)
画像出典 http://rakudaoyaji.web.fc2.com/star/kougai.html
人口の半分以上が光害にさらされている国は、ほかにクウェート(98%)、カタール(97%)、アラブ首長国連邦(93%)、サウジアラビア(83%)、韓国(66%)、イスラエル(61%)、アルゼンチン(58%)、リビア(53%)、トリニダード・トバゴ(50%)が挙がっています。
光害は、動植物の生態系問題や人間の健康問題を生じさせ、エネルギー浪費につながりかねないと研究チームは指摘しています。
夜景がきれいだと言っていられない事態ですが・・・
人類は、文明の発達と引き換えに大切な 「何か」 を失いつつあるのではないでしょうか。
今のうちに、自然のイルミネーション 「天の川」 を見ておくことをおススメします。
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