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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2016年6月18日 (土)

梅雨晴れを詠んだ歌

梅雨晴れは有難いですが、日中の気温が35℃にもなると熱中症が心配になります。この頃の気象は少し極端です。

やはり、気象(きしょう)と気性(きしょう)には関連性があるのでしょうか。 社会情勢は激しく変化して、人間の気性も穏やかとはいえない今日この頃です。


虫の聲 まだいとけなし 梅雨晴れの 今宵月かげ 草を照せり   土田耕平
(1895-1940)歌集 「青杉  伊豆大島にて詠める」 より

Photo

書の調和体を勉強すると、俳句や短歌、詩や格言、禅語などを同時に学ぶことになります。知らなかった世界が広がることは大きな喜びです。

今回も、梅雨の頃に鳴く虫を調べてみましたが、キリギリスの仲間 「クビキリギス」、「ヤブキリ」、コオロギの仲間 「キンヒバリ」 などが該当するようです。

そして、梅雨晴れにも二通りの意味がありました。

1.梅雨の時期の一時的な晴れ間

2.梅雨が明けて晴れること


あらためて、この歌を自己流に鑑賞すると、

「虫の声もまだどこか弱々しく聞こえるこの時期、梅雨晴れの今夜は久しぶりに、月明り(月かげ)が、辺り一面の野山を照らしているよ。」 と解釈できます。 澄み切った伊豆大島の空気感が伝わってきます。

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