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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2016年4月29日 (金)

期待の若手奏者の“今”を聴く

期待の若手奏者の“今”を聴く~ 「佐藤晴真チェロリサイタル」 に出掛けました。 佐藤さんは、第83回日本音楽コンクールチェロ部門1位の現役藝大生です。

実はこの日、別の会場で 第84回日本音楽コンクール声楽部門1位の 「城宏憲テノールコンサート」 もあり、二つのコンサートが重なってしまいました。 

両氏は、日本音コン覇者で期待の演奏家です。どちらも聴きたい場合は 「コンサートのはしご」 をするしかないのですが、今回は、開演時間が同じで、会場も離れているため、迷ったあげく、佐藤晴真さんのチェロを聴くことにしました。

佐藤さんの演奏を聴くのは確か2回目です。第83回日本音コン受賞記念演奏会 (当ブログ)

(城宏憲さんは、以前に第九のソリストをされた折に聴いていますが素晴らしいテノールです。次の機会には是非聴かせていただきます。)

Hpsato
さて、佐藤晴真のチェロは、実に伸びやかで、しなやかで、歌心があって、若々しい躍動感と、ほとばしる情熱を感じました。昨年4月に聴いた時より一段とスケールアップしたようです。

ベテラン伊藤恵のピアノは、ソロは何度も聴いていましたが、アンサンブルは初めてでした。 さすがに、チェロの音楽性を最大限に引き出して、美しい音色で彩り豊かにコンサートを盛り上げました。

バッハからベートーヴェン、シューマン、そしてメインのショパンチェロソナタト短調Op.65まで、それぞれの完成度も高く、楽しませていただきました。

満席のファンの惜しみない拍手が、若きチェリストの未来を祝福しているかのようでした。


それにしても、プログラムを選曲する場合、4人の作曲家の音楽を一夜のコンサートで取り上げることは、(演奏者自身の中で)どう消化して、どう切り替えて、どう表現するのか、とても難しいことだと思います。一流の演奏家の試練かも知れませんが、力量に期待し、さらなるご活躍を祈念申し上げます


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