こぶしの花/お父さんの切なる願い
お世話になった大先輩の全快祝いパーティに誘われました。
有名レストランを借り切って(貸切営業)行われたパーティには、県内外から30人ほどが招待されていました。
ショータイムでは、参加者みんなでフォークソングを歌うことになり、歌詞(楽譜)カードが配られました。
「私の子供達へ」 笠木透 作詞・作曲
生きている鳥たちが 生きて飛び回る空を
あなたに残しておいてやれるだろうか 父さんは
目を閉じてご覧なさい 山が見えるでしょう
近づいてご覧なさい こぶしの花があるでしょう
生きている魚たちが 生きて泳ぎ回る川を
あなたに残しておいてやれるだろうか 父さんは
目を閉じてご覧なさい 野原が見えるでしょう
近づいてご覧なさい りんどうの花があるでしょう
生きている君たちが 生きて走り回る土を
あなたに残しておいてやれるだろうか 父さんは
目を閉じてご覧なさい 山が見えるでしょう
近づいてご覧なさい こぶしの花があるでしょう
※ こぶしの花 : 長い冬を終え、未だ草木の芽吹かない早春に、いち早く咲く純白の花は、その年の豊作を願う人々の希望であり、平和の象徴である。「こぶし」 の花に、郡上の明るい未来を願う。(こぶしの花を「市花」と定めている 岐阜県郡上市公式サイトより)
とても心に沁みる歌でしたので、歌詞全文を載せることにしました。
ところで、パーティの主役は何故この歌を選んだのでしょう?
フォークソング全盛時代の思い出の曲だったと思いますが、センチメンタルな気持ちを超えて、今の日本の将来を憂えているのではないでしょうか。
戦争を経験した80代半ばの老人(本日の主役)の目に、今の日本は危うく映ります。
この 「自然豊かな日本」 を子供達へ残すのが大人の務めです。「平和な日本」 を子供たちに残すことが大人たちの責任です。 しかし、その方向性は揺らいでいます・・・
切なる願いがこの歌の合唱に込められ、美しいハーモニーとなって会場に響きました。
私の子供達へ 歌:ザ・ナターシャー・セブン https://www.youtube.com/watch?v=uBYlnReBDDg (リンク切れはご容赦下さい)
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