ロッシーニが美食家になったわけを考える
今からちょうど200年前の1816年、有名なオペラ 「セビリアの理髪師」 が作曲されました。 ご存知、イタリアの作曲家ロッシーニ、24歳の作品です。
彼の音楽は、親しみやすいメロディと湧き立つような高揚感(ロッシーニ・クレッシェンド)が特長です。生涯に39曲ものオペラ作品を残しました。
調べてみると、彼は2月29日に生まれています。誕生日は4年に一度。
父親は食肉工場で働き、母親はパン屋の娘でした。 比較的恵まれた環境と言えそうです。
~ここからはフィクションですが~
当時、ロッシーニ少年は4年に一度しか誕生日を祝ってもらえませんでした。大好きなバースデーケーキも4年に一度しか食べられません。
仕方なく友人の誕生パーティに押しかけてはご馳走にありついていましたが、多忙な両親はそんな彼の胸中を知る由もありません。
うるう年に生まれたばかりに、彼は不当な差別に悩まされます。食べることへの欲求が満たされることはありませんでした。
その反動で彼は食べることに異常な関心を持つようになりました。食欲を満たすことに無上の喜びを見出そうとしたのです。
やがて彼の考案した料理は、フランス料理のメニューに名を連ねるようになりました。美食家ロッシーニの誕生です。
↓この恰幅の良い肖像画は、美食家そのものですね。
うるう年に生まれた人は、4年に一度しか誕生日を祝ってもらえない、などと言うことはあり得ませんが、2月29日と言う日は4年に一度しかありません。
2月29日の今日、何故 ロッシーニが後世に名を残す美食家になったのか、その理由をフィクションで考えてみました。本当の理由は後日調べてみます。
さて、この曲が分かった方は相当なロッシーニ通です。パバロッティの輝かしい名唱です。
悲しみの聖母が 「スタバで待ってる」 、と言っています。(ヒント)
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