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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2016年2月12日 (金)

「人は環境の子なり」 実践の成果を聴く

建国記念の日、久しぶりにピアノ発表会を見学することにしました。 (2016・2・11 かとれあホール)

このホールは、ある企業の私設ホールですが、心地よく響く空間と、モダンな雰囲気が特長です。

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リハーサル中のホール内(クリックで拡大)

選ばれた地元の小中学生5人が、日頃の練習の成果を発表しました。(指導は、在京の有名音大の先生です。)

とてもレベルが高く、小学生でショパンのバラードを弾いたりします。発表会というより、立派なコンサートです。

音楽を感じながら弾く姿は、もう小さなピアニストと言っても良いでしょう。1年後にどんな演奏をしてくれるのか、2年後、3年後は・・・・と、ワクワクしながら聴かせていただきました


ゲストは、黒木雪音(ゆきね)さん(千葉県出身)、まだ17歳ですが、ショパン、リスト、カプースチンを、音楽性豊かに演奏しました。並外れた才能の持ち主です。すでに多くの国際コンクールでも
活躍していますが、いずれ日本を代表するピアニストになることは間違いないでしょう。


最後に、指導された先生のご挨拶がありましたが、意味深いお話しでした。要約すると、

「 『鉢植えの花』 は、置かれた場所(環境)に順応しようとする。良い場所であろうと悪い場所であろうと、花はその場所に合わせて育っていくものだ。」 と言う内容です。

そこで、スズキメソードで有名な鈴木鎮一氏の言葉を思い出しました。

「人は環境の子なり」 ・・・ 鈴木氏は、人の能力は(生まれつきではなく)、育つ環境によって獲得されるものである、と論じました。

もし音楽の才能を伸ばしてあげたいなら、まずは環境を作ることが大切だと諭されたのです。

本日、環境に恵まれた5人の若々しいピアニストの演奏に接し、その言葉の真実をあらためて感じました。皆さんお疲れさまでした。

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