天遥鶴飛高
新年あけましておめでとうございます。
「 天遥鶴飛高 」
天空はるか高く、鶴は飛ぶ。
古来より、鶴は長寿の象徴であり、天上に通じる 「吉祥の鳥」 と言われています。
本年が皆様にとって幸多き一年でありますよう祈念いたします。
さて、私は今年65歳になります。ついに高齢者(老人)の仲間入りです。本人はそんなつもりはありませんが、世間一般では65歳以上を老人と呼びます。 実際、国連では60歳以上を、WHOでは65歳以上を高齢者と言います (※高齢者 Wikipediaより)
■ キレる老人から、深みのある老人へ
最近、「キレる老人」 という言葉を良く耳にします。
理由は様々でしょう。ストレス社会、格差社会の中で、自分の感情をコントロールできなくなる時もあると思います。不満をぶつけたくなる時もあると思います。
そんな時は私にもありますが、相田みつをさんの詩に救われています。
なみだをこらえて かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに くるしみにたえるとき
いいわけをしないで だまって批判にたえるとき
いかりをおさえてじっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろがふかくなり
いのちの根がふかくなる (相田みつを いのちの根)
何があっても、人のせいにしないで、他者を思いやる心を忘れない一年でありたいと思います。
老いるということは、現役時代の延長線上にあるのではありません。還暦(60歳)で一旦生まれ変わるのです。
「老いのうぶ声」 を上げたのです。
リセットした白紙の人生で、私たちは多くのことを学び、吸収します。誰かに当たったり、キレたりするヒマはありません。 充実した人生が待っているのです。
その人生の真っ只中を、今年もワクワクしながら歩みたいと思います。
~2016年年頭にあたり~
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