2016年は、サティ生誕150年
クラシック作曲家のメモリアルイヤー、2016年はフランスの エリック・サティ の生誕150年に当たります。
他にも、35歳で亡くなったロシアの カリンニコフ が生誕150年、アルゼンチンの ヒナステラ が生誕100年、バッハの編曲で知られるイタリア出身の ブゾーニ が生誕150年。
割と地味な感じです。
2020年、東京オリンピックの年は、何と言っても ベートーヴェンの生誕250年に当たりますが、それまで数年は、あまり目立った作曲家のメモリアルイヤーはなさそうです。
あらためてサティのピアノ曲を聴いてみました。
昨年、89歳で亡くなったイタリア人(仏在住)ピアニスト、チッコリーニの定評ある演奏で、サティの代表作 「ジムノペディGymnopédies 第1番」 です。
↓この動画は、彼の85歳記念コンサートを収録したものです。
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この演奏時間は約3分です。 比較的早い演奏ですが、早さは感じられません。
実はもっと遅い演奏もあります。サティの指示では、「ゆっくりと苦しみをもって Lent et douloureux 」 と表記されています。
ゆったりとした音楽は、気分を落ち着かせる効果もあるとされ、心理療法の治療の一環として使用されたり、映画やTVドラマの静かな場面で、BGMとして流されることもあり、近年では広く知られるようになりました。
あわただしい日常を生きる現代人に、もっと聴いて欲しい曲の一つです。
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