強運だった抽選会/会場押えの現実
来年行われる、あるクラシックコンサート(※)の会場を予約するため、電気文化会館(ザ・コンサートホール)へ出掛けました。
日曜日・祭日の希望日を押えるのは容易なことではありませんが、運よく抽選に当たり、希望日を予約することが出来ました。
しかし、抽選にもれた人は気の毒ですが、平日にするか延期するか、最悪は諦めるしかありません。
これが、会場押えの現実です。 どのホールも、日曜・祭日を押えるのは至難の業です。さらに今後、地震対策などで、ホールの改修が相次いで予定されています。
クラシック音楽人口は決して多くありませんが、コンサート会場は空きがありません。不思議な現象とも言えます。
このことについては、いずれ当ブログで考察したいと思いますが、原因の一つは、日本の労働時間が夜型になっていることに関係があるようです。
平日のコンサートは仕事の関係で集客しにくいばかりか、出演者もリハーサルなどで仕事を休まなければなりません。
すなわち、近年のコンサートは、アマチュアの演奏家の比率が高くなっているので、どうしても、日曜・祭日に希望日が集中するのです。
一般市民の音楽家が増えることは悪いことではありませんが、今日のいわば 「夜型労働社会」 を変えない限り、この現状は改善されません。
音楽普及と社会構造は密接に関係しています。関係者の議論の高まりを期待します。
さて、(※)あるクラシックコンサートとは、まだ発表できる段階ではありませんが、いずれ世界的なレベルのコンサートになる可能性があります。
その記念すべき第1回の演奏会を、微力ながらもお手伝い出来て光栄に思います。
続報は、当ブログにてお伝えします。こうご期待!
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