2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

開設以来のバックナンバー

書の作品

  • Img_20190628_0001_new
    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
フォト
無料ブログはココログ

« 絶品のツィゴイネルワイゼンを聴く | トップページ | 亡き妹へ/ドミンゴが歌う極上の聖夜 »

2015年12月 4日 (金)

M E T ライブビューイングに感動の涙

師走入りして4日が経ちました。今秋以降、スローライフとは程遠い生活を送っています。ブログの更新も滞りぎみですが、今日の話題は優先してアップいたします。


ご存知、ニューヨークメトロポリタン歌劇場( 略してM E T ) のワーグナー 「タンホイザー」 を鑑賞してきました。 と言っても、映画館に行ってきただけですが・・・。

ここ数年、観客動員数が前年比25%~30%増で大人気の 「M E T ライブビューイング=映画館オペラ」 ですが、もう今秋で10周年だそうです。

ワーグナー初期の傑作、しかも本日が上映最終日とあって、ミッドランドシネマは、ファンでいっぱいでした。 (4時間40分 《休憩やインタビュー含む》 の大作。)

超一流の歌手陣、オーケストラ、合唱団が織りなす迫力の舞台が目の前に広がります。音響も素晴らしく、劇場で観るより臨場感があるかも知れません。 (5,1chサラウンド、10台以上のHDカメラを駆使)

B8acd690s

有名な序曲から始まって、歌の殿堂、行進曲、巡礼の合唱、夕星の歌、と名曲が目白押しでしたが、途中、感極まって目が潤むこともあり、まさに感動ものでした。

見どころは、レヴァインの指揮による比類ない充実の演奏、第1幕冒頭の見たことも無い官能的なバレエシーン、タンホイザー役 ヨハン・ボータの強靭な歌声、ヴェーヌス役のグラミー賞受賞 ミシェル・デ・ヤングの魅惑的な声、エリザベート姫役 エヴァ=マリア・ヴェストブルックの圧倒的な歌唱と演技、そして何といっても、ヴォルフラム役のペーター・マッティ(バリトン)の歌う格調高い「夕星の歌」、迫力の合唱、もう何一つ言うことがありません。

タンホイザー役のヨハン・ボータ氏は、2016年9月8日ウィーンで死去されました。51歳の若さでした。ご冥福をお祈りします。

これほど完成度の高いオペラが、ニューヨークで上演されて、わずか1か月で、日本のスクリーンで観れることは驚異的なことでしょう。

M E T の前回の日本公演S席は64000円、今回の入場料は3600円。もちろん単純に比較はできませんが、やはり破格の安さです。


次は、ビゼー 「真珠採り」、プッチーニ 「マノン・レスコー」 に行こうかと思っています。

1bbca3c9s E761d7a3s

■ 詳しくは→ 公式サイト M E T ライブビューイングとは? 動画付き (音量大きくして下さい)

« 絶品のツィゴイネルワイゼンを聴く | トップページ | 亡き妹へ/ドミンゴが歌う極上の聖夜 »

音楽」カテゴリの記事