B P O 佐村河内氏の申立てを認める
B P O (放送倫理・番組向上機構) の放送人権委員会は、17日、TBS系 「アッコにおまかせ!」(2014・3・9放送) の番組内で、「申立人の名誉を棄損する人権侵害があった」 として、TBSに対し再発防止に努めるよう勧告しました。
委員会は、番組内のナレーションとテロップで、「普通に会話が成立」 として放送された佐村河内氏の謝罪会見の映像と、アナウンサーによる 「普通の会話は完全に聞こえる」 などの説明は、いずれも佐村河内氏が聴覚障害者と偽っているとの印象を与えるものであるとして、佐村河内氏の申立てを認めました。
一方でBPOは、同様の申立てをしていた フジテレビ系の番組については、「許容限度を超えて申立人の名誉感情を侵害するものとは言えず、放送倫理上の問題もない」 との見解を示しました。
先日、BPOは、NHKの 「やらせ」 があったとされる番組に対し、「重大な放送倫理違反があった」 として厳しく批判しました。 また、同局の 「クローズアップ現代」 をめぐって、総務省や自民党の対応を、「放送の自由と自律に対する政権党の圧力そのもので厳しく非難されるべき事案」 とした異例の意見書を発表しています。
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