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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2015年9月 3日 (木)

クイズ→ 「 槿 」 と書いて何と読みますか?

ただ人は情けあれ  槿 の花の上なる  露の世に    閑吟集(室町時代の小歌集)より

B

写真出典 http://www.nanadivine.com/?page_id=15


写真を見れば分かりますが、答えは 「あさがお」 です。

その昔は、「 槿 」 と書いていたようです。 絶対読めませんね。 ひとつ物知りになりました。


辞書には、「 槿(あさがお) 」 は、「むくげ」 の別称、「ききょう」 の古名とも書いてありました。

「あさがお」 も 「むくげ」 も朝咲いて夕方には、しぼんでしまいます。はかない花です。

「ただ人は情けあれ  槿(あさがお)の花の上なる  露の世に」 を解説すると、

あさがおの花びらの朝露(水玉)のように、人の一生は儚いものだ。世の中は空しい。地位や名誉、財産よりも、本当に大切なものは、思いやりの心 「人間愛」 である。 愛情をもって人と接することが、これからの人生を豊かにする道ではないだろうか

と言う意味に取れますが、しかし、人生90年時代の今日では、贅沢して長生きすることが可能になりました。 趣味や旅行など、やりたいことは山ほどある社会です。 80歳でエベレストに登った人もいます

現代社会は人生を謳歌する魅力に溢れていますが、その為にはお金も必要です。 地位や名誉もあったほうが有利と言えるでしょう。

何より、格差社会が浸透する中、お金がないと生きて行くのが厳しい世の中です。

どうせ人生は朝露のように儚いものだから、地位も財産も捨てて、愛情深き人生を送りなさい。と言われても、ピンと来ません。 ハッキリ言って、お金のない人生ほど空しいものはありません。

それだけ今日の社会が、モノモノカネカネの時代になった証拠です。物が溢れています。「金(カネ)」 が全ての時代です。「夢」 も金(カネ)で買える時代です。

しかしその反動で、精神の病んだ人、心の貧しい人、思いやりのない人が増えています。 更なる豊かさ(資源)を求めて、国と国との対立も深まっています。


では、
何が本当の幸せなのか?

答えは簡単に見出せそうにありませんが、これから秋の夜長にじっくり考えてみるのも悪くありません・・・






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