究極の才能
いつしか、当ブログでは、ショパンコンクールなどの国際コンクールの模様(結果など)を記事にするようになりました。
記事を進めるうちに、世界的なコンクールで 1位になることが、如何に大変なことか、また、プロの演奏家への道のりが、如何に険しく難しいことか、をあらためて感じるようになりました。
ところが、世の中には、究極の才能の持ち主がいるものです。
ドイツの国際的なヴァイオリニスト ユリア・フィッシャーは、実は国際的なピアニストでもあります。
度々来日していますから日本には馴染みの演奏家ですが、彼女はメニューイン国際コンクールで1位になったほか、8つの国際コンクールで優勝していますが、そのうち3つはピアノで受賞しています。
23歳でフランクフルト音楽大学の教授になったり(史上最年少)、1回のコンサートで、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲3番と、グリーグのピアノ協奏曲を弾いたり、と驚異の才能を披露しています。 (この演奏会はDVD化されています)
活動の比重はヴァイオリンのほうにあるようですが、それにしても凄い才能です。関心がある方は以下の動画をご覧ください。
スポーツの世界には、プロ野球の選手と、プロサッカーの選手が同じ人ということはあり得ませんが、クラシック音楽の世界ではこのような実例もあるのです。
人間の才能には限界がないのでしょうか。
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