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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2015年9月20日 (日)

実感のない数字/家計の金融資産1717兆円

日本の金融資産が増え続けています。

日銀が17日発表した速報値によると、家計が6月末時点で保有する預金や株式などの金融資産は、前年同期より4・4%増えて1717兆円となり、過去最高となりました。

しかも、その過半数は現預金で、金額は893兆円に上ります。株式や投信、出資金も全て増えています。

一方、企業の金融資産残高は、1124兆円、このうち現金・預金は243兆円となり、6年連続で過去最高を更新しました。

日本では、家計も企業も驚くほど資産が増え続けているのです。

1717兆円のうち、現預金の893兆円を一万円札で積み上げると、富士山のおよそ240倍の高さになります。それだけの現預金を日本の家計は保有しているのです。

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しかし、厚生労働省が平成26年にまとめた 「国民生活基礎調査」 よると、日本人の約6人に1人が相対的な貧困層に分類され、生活意識が 「苦しい」 とした世帯は62,4%に上ります。 「苦しい」 世帯は、調査の度に増え続けています。

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↑この棒グラフはクリックで拡大しますhttp://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa14/dl/03.pdf

また、18歳未満の子どもを対象にした 「子どもの貧困率」 も16,3%となり、過去最悪を更新しました。


家計の金融資産は1717兆円で過去最高なのに、家計が 「苦しい」 世帯は年々増加しています。

この矛盾をどう説明したら良いのでしょう。 ここに、今日の日本の、最大の問題があるように思います。

仮に安保法制で、外敵から日本の平和が守られたとしても、格差社会の進行は、内部から国民をむしばんでいくでしょう。 荒廃する社会は悲惨です。

「子供たちや未来の子供たちに、平和な日本を引き継ぐ」 と強調した安倍首相の言葉が、何の説得力も持たないことは言うまでもありません。


今、政治に求められていることは何なのか? その答えを 「国民の視点」 で出した政党が、来年の参議院選挙で躍進すると確信します。

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