お粗末な国家プロジェクト
新国立競技場の白紙撤回で、60億円もの税金をドブに捨てた 東京オリンピックのドタバタ騒動。
今度は、東京オリンピックを象徴する 「五輪エンブレム」 にパクリ疑惑が発生し、ベルギーのデザイナーが著作権侵害の疑いで、使用差し止めを申し立てたようだ。
さらに、このエンブレムが、スペインの某スタジオのデザインと、色使い(黒、赤、金)がソックリとの指摘も浮上して、二重にケチが付いた格好になっている。
左右のデザインを足して2で割ったら真ん中のデザインになりました!?
残念ながら、偶然の一致とは言い難いだろう。
場合によっては、エンブレムも白紙撤回になりかねない事態である。
■ その後、9月1日になって、五輪エンブレムの使用中止が発表されました。
さらに、先日発表された 東京オリンピックのボランティア公式ユニフォームが、あまりにも 「ダサい」 とネットなどを中心に否定的意見が広がっている。
この公式制服が、一着25万円と聞いて、さらに批判の声が高まっているが、すでに1600着を韓国のメーカーに発注済みとの情報もあり、何とも残念な結果である。
半世紀ぶりの国家プロジェクトである 「東京オリンピック・パラリンピック」 に最初からケチが付いている。 無駄に税金が使われている。
利権の温床と言われる オリンピック、1年前のロシアのソチ五輪では、開催費用の6割が中間搾取されたと、米CCNが報じている。
今回の東京でも、当初の開催予算は7340億円だったが、組織委の森会長は、何と2兆円を超えるかも、と発言している。そんな調子だから、日本政府の借金は1000兆円もになった。救急車を有料にする議論の一方で、湯水のように無駄遣いされる税金。
もちろん、東京オリンピック・パラリンピックは歓迎するが、その国家プロジェクトには、金とハコモノ、利権が渦巻いている。
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