音爛漫を聴く
東京藝術大学3年生によるコンサート 「音爛漫(らんまん)」 を聴きました。(2015/8/11 ザ・コンサートホール)
地元出身の現役藝大生によるコンサートですが、邦楽から様々なジャンルの洋楽まで多彩なコンサートでした。
いずれもトップクラスの演奏を披露されましたが、能楽師 観世流シテ方の久田勘吉郎氏の、世阿弥 「養老」 が非常に印象に残りました。 能が始まると、満席の会場には、ピーンと緊張が張りつめ、厳かな空気の中に久田氏の朗々たる声と、美しい舞が披露されました。
日本の古典芸術も 西洋の芸術も、同列に 「人類の遺産」 とも言うべき素晴らしいものだとあらためて感じました。
ソプラノ、コントラバス、ピアノ、筝曲、チェロ、ヴァイオリン、楽理(プログラムノート)も楽しく聴かせていただきました。
本日演奏された皆様の前途は洋々です。今後のさらなるご活躍を祈念いたします。
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