市民カメラマンで成り立つ報道
連日のように報道される事件、事故。
現場の生々しい写真や映像は、一般市民が撮ったものが多い。
中国天津の大爆発事故、東京池袋の暴走車による殺傷事故、少し前では調布の民家へ飛行機が墜落した事故。
たまたま付近に居合わせた市民が、決定的瞬間を撮影している。
テレビのニュース映像には視聴者提供、新聞の写真には読者提供と記されことが多くなった。画像が鮮明なので、そのままニュースに使っても差し支えない。
スマホや、車載カメラ、防犯カメラなどの普及で、従来の報道カメラマンがいなくても、現場のリアルな状況が、すぐに家庭に伝わるようになったのである。
とりわけ、スマホの普及は国内で6000万台(2014年時点)、世界全体では14億5000万台に上る。 その分、市民カメラマンは増え続けている。
昨年、多くの犠牲者を出した御嶽山の噴火事故。この時も、登山者のカメラが立ち上る噴煙を捉え、火山噴火の恐ろしさを伝えた。
今後は、戦場カメラマンのような特殊ケースは別として、プロの報道カメラマンは必要がなくなるのではないかと思う。
今日もまた、事件や事故が私たちの身近で起きている。 本当は市民カメラマンなどいなくても良い平安な社会が実現することが望ましいが、現実にテロの脅威を含め、社会情勢は悪化している。
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