「音の饗宴」 ピアノトリオの魅力に迫る
現在活躍中の若き3人のピアニストと、ワルシャワ国立フィルハーモニーのメンバーによる、ピアノトリオの公演がありました。 (2015・7・14 じゅうろくプラザホール)
ピアノ三重奏曲は多数ありますが、今夜のドヴォルザーク、メンデルスゾーン、シューマンはどれも人気の名曲です。 来場された方は幸運と言えるでしょう。
3人のピアニストがそれぞれにソロで演奏する 「プロローグ」 では、ユーモレスクや無言歌、幻想小曲集などの小品が美しい音色で披露されました。 簡単な曲の解説もありましたが、何より3人の個性が光っていました。
豊かな詩情があふれ、音楽的に陰影のあるドラマティックな演奏でした。
香り豊かな メンデルスゾーンを弾いた 水野真紀さん
美しいメロディを美しく歌わせ、夢を見ているような魅力的な演奏でした。
ほとばしる感情、シューマンを弾いた 卯野杏実さん (写真は何れもリハーサル風景)
確かなテクニックで、シューマンの世界を余すところなく表現しました。
会場に駆けつけた多くのお客様と共に、今夕のご盛会を祝し、3人の若きピアニストの皆さんの前途を祝福申し上げます。お疲れ様でした。
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