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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2015年7月22日 (水)

大輪の予感 秘める10代を聴く

「 今、聴く!秘める10代 」 Vol.2  (2015・7・21 電気文化会館) を聴く機会に恵まれました。

小嶋早恵(ピアノ)さん、沢田蒼梧(ピアノ)さん、河村真歩(オーボエ)さんのフレッシュな3人です。

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ハイドン、リスト、プロコフィエフを弾いた小嶋さん(1999年生まれ)は、プロフィールを見ると、若くても豊富な経験をお持ちのようですが、音楽には多彩な表情があり、作曲家の個性を見事に出し切って聴衆を魅了しました。 音の厚みや深み、豊潤さ、艶などに磨きが掛かれば、メジャーの国際コンクールも視野に入る実力だと感じました。

ショパンのピアノソナタ2番と、スクリャービンを弾いた沢田さん(1998年生まれ)は、すでに自分の世界を持っているピアニストです。並外れた集中力と、エネルギッシュで極限まで感情を高める演奏は強く印象に残りました。惜しいミスタッチを減らせば、世界に羽ばたくピアニストに成長することは間違いないでしょう。

唯一オーボエで演奏に加わった河村真歩さん(1997年生まれ)は、驚きのテクニックで、パスクッリ と ドラティ 他の難曲を完璧に演奏しました。 循環呼吸を駆使する技巧的な要素と、オーボエ本来の美しい音色を両立させる演奏は将来の大器を予感させました。さらなる音楽性の向上で完成度は高くなると期待します。

会場は満席でした。今夜お集まりのお客さんと共に、今後も10代の演奏家3人に声援を送りたいと思います。爽やかな演奏に感謝します。





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