エールを送りたい地元のコンサート
地元でのクラシックコンサートは、身近な方が出演されるとあって、いつも楽しみに出掛けています。
先月末から今月にかけては、大小合わせて10本のコンサートがあり、先ずは4本のコンサートに出掛けました。 当ブログに感想を書きたいのですが、連日のようにコンサートがあると、時間的に書くことが難しい時もあります。
その中で、「弦楽二重奏で巡るヨーロッパの巨匠たち」(2015・7・10宗次ホール)は、ヴァイオリンとチェロの二重奏で、主にバロック期の作品を意欲的に取り上げたプログラム構成が見事で、飾らないトークと格調高い演奏が楽しめました。
ヘンデル、パッサカリア(ハルヴォルセン編)は技巧的な名曲ですが、音楽的にも完成度の高い演奏を披露され、この日一番の聴きものでした。
このように、ランチタイムでも構成次第では、相当聴き応えのある内容のコンサートに仕立てることが可能です。 セミクラシックの小品を並べるだけのランチタイムコンサートは今後一考を要することになるでしょう。
もう一本は、地元合唱団の定期演奏会 (2015・7・12 ウィーン岐阜合唱団)でしたが、メインの 「混声合唱とオーケストラのためのカンタータ ”土の歌” 」 は、歌詞を良く理解した、リアリティのある合唱と、迫力あるオーケストラの演奏が相まって、感動的なステージになりました。
歌うことが好きで、音楽が好きで、仲間が好きで、人生が楽しい、そんな合唱団員一人一人の 思い が伝わる名演でした。
戦後70年の本年、平和と反戦のメッセージは、確かに 聴き手に伝わったと思います。益々のご発展を祈念します。
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