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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2015年7月 3日 (金)

戦争をしない国 本の紹介(No.015)

本日、予約していた新刊書が手元に届きました。


「戦争をしない国」 明仁天皇メッセージ

文 : 矢部宏冶    写真 : 須田慎太郎  (小学館1000円+税 2015年7月5日発行)

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「声なき人々の苦しみに寄り添う」 という、象徴天皇のあるべき姿を築き上げていった 明仁天皇。

その平和への思いと珠玉のメッセージの数々を、写真家・須田慎太郎の美しい写真とともに紹介します。

サイパン、パラオ、中国、沖縄、広島、長崎、福島・・・。明仁天皇の足跡をたどり、空前の海外&国内ロケを敢行! (以上は、当書籍の帯紙裏面より抜粋)

明仁天皇のメッセージ(本書より)

「本年は終戦から70年という節目の年に当たります。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」 (以上は2015年元旦/新年のご感想の一部)

■ 美智子皇后の御歌(本書より)

初夏(はつなつ)の 光の中に 苗木(なえぎ)植(う)うる この子供らに 戦(いくさ)あらすな(平成7年1995年 全国植樹祭)



男性23,9歳 女性37,5歳

この数字は、70年前の敗戦の年の、日本の平均寿命です。

※日本中が焼け野原になり、沖縄で熾烈な地上戦があり、学徒が動員され、連日のように神風特攻隊が出撃する中、最前線では多くの日本兵が玉砕しました。対馬丸のような学童疎開船や、徴用された商船、漁船7千隻も魚雷で沈められました。 そして広島・長崎に原爆が投下されました。 日本人310万人が犠牲になったとされる太平洋戦争。この平均寿命は参考値で諸説ありますが、実感としては正しいでしょう。

このような悲劇が二度と繰り返されることのないよう、日本は 「戦争をしない国」 に、生まれ変わったはずです。

しかし、日本の現政権は 「戦争のできる国」 を目指しています。何という愚かな選択でしょうか。


本書 「戦争をしない国」 は、慰霊と平和への限りないメッセージが全編にあふれています。日本人必読の書としてお薦めいたします。

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