書の世界に花鳥風月を感じる
「 書 」 を習い始めて2年数か月が経ちました。
まだまだ幼稚園レベルですが、先生のお手本を見て何とか続けています。
最近やっと、「書」 の奥の深さと 「書」 の魅力が少し分かってきました。
芍薬(シャクヤク)の 蕾(つぼみ)をゆする 雨と風 前田普羅(まえだ ふら)
昔から、美しい女性を形容する言葉として、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」 と言われてきましたが、シャクヤクは、真っ直ぐの茎に花を咲かせるので、美人の立ち姿に喩えられました。
しっとりと雨に濡れ、風に揺れる可憐なシャクヤクのつぼみが、風情を誘います。
美しいシャクヤクの写真は、「JUDEの庭と薔薇のカヲリ」 さんより(クリック拡大)
シャクヤクは、「芍薬」 と書きますから、薬としても効能があるようです。 漢方薬の、「芍薬甘草湯」 や 「当帰芍薬散」 が有名とのことです。
書の世界を通じ、花鳥風月という 「心の栄養」 をいただくことが出来ました。 そして、花は見て楽しむことと、心で感じること、さらに「病をいやす」 効果もあることを学びました。
書の世界、次回は 「五月雨(さみだれ)」 について考察します。お付き合いありがとうございました。
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