「世も末(すえ)だ」 シリーズ④ 増える公務員の不祥事
国民の税金で食べているはずの公務員が腐敗している。
教員も警察官も公務員なので、公務員全体として、あまりに多い不祥事に愕然とする。
先の記事 ①教育者のワイセツ事件 ②警察官の犯罪
一般職公務員(国家・地方公務員)の懲戒処分グラフ (クリックで拡大します)このグラフは古いデータのものです。最近のグラフはありませんが、平成25年~26年の懲戒処分者数は、地方公務員のみ、総務省サイトから見れます。→http://www.soumu.go.jp/main_content/000328921.pdf この資料によると、処分者数の推移は、横ばいもしくは減少傾向にあるようですが、依然高水準です。
最近の人事院の発表では、平成26年度に懲戒処分を受けた一般職公務員(国家公務員のみ)は、367人。 内訳は法務省が最多で103人、国税庁55人、厚労省44人、国土交通省と海上保安庁が31人などとなっている。
公務員ゆえに、職場の規律が厳しく、社会に奉仕する使命感や緊張感からのストレスも多く、つい犯行に及んでしまうのか、それとも、親方日の丸で気が緩んでいるのか、分からない。
ただ、貴重な税金から給料をもらっている自覚が足りないことは明らかである。
事例が多過ぎて紹介出来ないが、消防署員の放火事件から国会議員の金銭スキャンダルまで多岐にわたる。
何故このような不祥事が増え続けるのか。余程、組織の管理体制に問題があるのか、チェック体制が機能していないか、自己管理能力がないのか、原因究明と対策が急務である。
労働者の不利益につながる 「ブラック企業」 が問題視されているが、国民の不利益につながる 「ブラック官公庁」 も大いに問題である。
正直者が馬鹿を見る時代~納税者が怒っている。
嗚呼、世も末だあ~。
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