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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2015年5月29日 (金)

バレンボイム氏 新型ピアノを考案

指揮者でピアニストのダニエル・バレンボイム氏が、ラジカル(画期的)な新型ピアノを開発したようです。 (出典 BBC NEWS Entertaiment & Art より)

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画像を良く見ると、「BARENBOIM」 と書かれています。  (このピアノを使って、実際にシューベルトのピアノソナタの演奏会が予定されています)

ベルギーの楽器メーカー CHIRISMAENE(クリス社) と共同で開発したようですが、最大の特徴は、弦を平行に張った 「平行弦」 の構造にあります。

現在のピアノは、低音域と中音域の弦を交差させる 「交差弦」 構造になっています。

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交差弦の図解           交差弦                      平行弦   

※ 上記写真は、東洋ピアノ、ヤマハ及び business newsline サイトより

「交差弦」 とは、弦を斜めに交差して配置することで、少ない面積で長い弦を張ることが可能になり、低音から中音が豊かに響くようなるなど、大幅な音質上のメリットがありました。 完成させたスタインウェイ社は特許を取得し、今では多くのメーカーで標準採用されています。 「交差弦」 によって、大ホールの演奏会も可能になりました。

バレンボイム氏は、敢えて「平行弦」 にこだわり、音量はやや小さくても、明瞭で繊細な音色のピアノを完成させました。

と言っても、むしろピアノのルーツは 「平行弦」 にあります。 著名なフランスのエラール社は、長く 「平行弦」 のピアノを生産し続けました。また、ショパンが 「平行弦」 のプレイエルピアノを好んで使ったことは有名です。

バレンボイム氏の新型ピアノは、「平行弦」 以外にも様々なアイデアがあるようですが、是非、この音色を体験したいものです。 今回のニュースのお蔭で、改めてピアノの構造を勉強する機会を得たことに感謝いたします。

□ 当ブログ関連記事 ついに画期的デザインのピアノ誕生

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