慰霊の旅 番外編
慰霊の旅の傍ら、限られた時間内に見聞した記録です。
1.騎龍観音に会う
どうしても見たかった 原田直次郎の 「騎龍観音(きりゅうかんのん)」 を見に 「東京国立近代美術館」 に行ってきました。
36歳で夭折した原田直次郎の 「騎龍観音」(1890年) 2007年重要文化財指定
日本的な画題と、西洋の宗教画を合わせたような重厚な大作(272×181cm)です。神々しいほどの観音様に、思わず手を合わせたくなる衝動に駆られました。
2.新忠犬ハチ公像
先月、除幕式があったばかりの新しい「忠犬ハチ公像」を見に、東大農学部キャンパスまで行って来ました。
飼い主だった 上野英三郎博士と90年ぶりに再会した 「ハチ」
渋谷駅前の 「ハチ公像」 は、戦時中の金属供出で失われ、その後再建されましたが、今回の像は、「ハチ公」 没後80年を記念して、有志の寄付により建てられたものです。
上野博士に飛びつく 「ハチ」 の嬉しそうな表情を見に、この日も多くの人が集まっていました。
3.紀尾井ホール、ねむの木の庭、俺のフレンチ
ホテル近くの紀尾井ホールでクラシックコンサートを鑑賞して、帰りに「俺のフレンチ」で食事をしましたが、その美味しさと安さに衝撃を受けました。なるほど行列が出来るはずです。 また、前日見学した 「ねむの木の庭」 は、旧正田邸の跡地に出来た公園です。まだ正田邸があった頃にも来ましたが、今では付近の人の憩いの場になっているようです。バラの時期に来たらもっと感動があったでしょう。
実は、「出陣学徒壮行の地」 記念碑 や、「わだつみのこえ記念館」 も行きたかったのですが、時間の都合でかないませんでした。
しかし、さくらに囲まれ、天候に恵まれての 「慰霊の旅 その壱」 の目的は達成されました。自己満足の記事をお読みいただき恐縮です。
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