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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2015年2月18日 (水)

極北の音楽を聴く 冬の旅全曲演奏会

聴いた余韻が、心に重くのしかかっていました。 本当は、すぐブログにアップするところ、もう4日も過ぎてやっと書く気分になれました。

2月14日(土)の夕刻より、NBKホールで、バリトンの河野克典 (プロフィール等) と、ピアニストの関本昌平(プロフィール等)による、シューベルト歌曲集「冬の旅」全曲演奏会が開かれました。

日本で最も注目の二人による、迫真の「冬の旅」でした。 河野の切々たる歌唱、関本のしっとりと歌うようなピアノ、あくまでも歌に寄り添って弾かれます。

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さて、プログラムの解説が素晴らしいので、以下に一部を転記します。

歌曲集 「冬の旅」 は、恋を失い、打ちひしがれ、何かから逃げだそうとするかのように旅に出る若者の物語である。 凍てつくような孤独。はかない希望。恐ろしいほどの純粋なこころ。 シューベルトだけが行き着いた、音楽の極北ともいうべき作品。 (プログラム解説より)

凍てつくような極北の音楽には、透明な美しさが内在していました。 そして、心の極北に立つ若者の胸懐が、痛いほど分かりました。美しくも苦しい音楽です。

この場を借りて、「極北の音楽」 を企画された主催者、関係者の皆様に感謝申し上げます。

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