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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2015年2月 5日 (木)

ピアノはうたふ 春の日の唄を。

「さっぽろ雪まつり」が開幕しました。 まだまだ冬は続きます。

東京でも、明日未明にかけて積雪の予報が出ています。 


「夜の雪」             金子みすゞ


牡丹雪、こ雪
雪ふる街を、
盲人がひとり、
子供がひとり。

明るい窓で
ピアノはうたふ。

盲人はきくよ、
杖をとめて。
牡丹雪はかかる、
その手のうへに。

子供はみるよ
明るい窓を。

牡丹雪はかざる、
おかつぱの髪を。


ピアノはうたふ
こころをこめて、
ふたりのために、
春の日の唄を。


牡丹雪、こ雪、
ひらひら舞ふよ、
二人のうへに
あたたかく、うつくしく。

Photo_2

しんしんと降る雪。 窓明かりの向こうから、ピアノの音が聴こえて来ます。 耳を澄ますと、それは春の日の唄でした。 

まるで二人のためだけに温かく心に響きました。

雪が美しく舞っていました・・・

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