「第二楽章 福島への思い」 発売へ
昭和20年生まれの俳優 吉永小百合さんが、福島原発事故の被災者らの詩を朗読したCD 「 第二楽章 福島への思い 」 が、ちょうど震災4年に当たる 3月11日に発売されます。(JVCケンウッド・ビクターエンターテイメント 3024円)
レコーディング中の吉永さん(出典http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/27/yoshinaga-sayuri_n_6559530.html
吉永さんが朗読する詩は、福島県出身の詩人 和合亮一氏や「詩の寺子屋」の子どもたちの作品など23編。
音楽は、尺八奏者の藤原道山氏、挿絵はスタジオジブリ作品の美術監督 男鹿和雄氏が担当します。
吉永さんは、原爆詩の朗読をライフワークとし、すでに3枚(※)の朗読CDも発売中で、全てに「第二楽章」というタイトルが付いています。 緩徐楽章である第二楽章をタイトルにしたところに吉永さんの静かな祈りを感じますね。
※ 既発売のCDタイトル/ 「第二楽章 広島編」、「第二楽章 長崎から」、「第二楽章 沖縄から」 今回の、福島編を入れて全4タイトルになります。
今年も3・11が近づく中、全国各地で追悼コンサートやシンポジウムなどが開催されますが、先日は原発を題材にした初めての創作オペラ「起承転転(きしょうてんてん)」が 演奏されました。 その模様は洗足音楽大学ライブ配信→https://www.youtube.com/watch?v=-u_J23f3zTA
「起承転転」というタイトルは、転転と彷徨う福島原発を象徴しているかのようです。
吉永さんも言っていますが、もうこんな悲惨な出来事を題材にしたCDは最後にして、日本が未来永劫 平和で豊かな国になるよう願っています。
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