人類滅亡まで あと3分 終末時計の警告
NHKなど報道各社によると、このほど(3年ぶりに)終末時計が2分進められて、ついに人類滅亡まで残り3分に迫ったとのことです。
終末時計(Doomsday clock)とは、核戦争などによる人類の滅亡を、午前零時になぞらえ、その終末までの残り時間を示す時計です。(Wikipediaより) 現在の時刻は、午後11時57分です。
過去には、冷戦下の1953年、午後11時58分まで進められましたが、1991年に米ソが戦略核兵器削減条約に署名した際には、午後11時43分まで戻され、危機から最も遠のいた時期もありました。
しかし、その後も時間は刻々と変わり、福島の原発事故の翌年、針はさらに進められ、あと5分を指していました。
この時計を運用する米国の科学誌(Bulletin of the Atomic Scientists)の事務局長は、「気候変動と核軍備競争は、人類を脅かし続けているが、世界の指導者たちは、市民を守るために必要な行動を取らず、地球上の人々を危機に陥れている」と述べました。
確かに、世界の原子力政策は失敗しており、原発の危険性、核兵器がテロの手に渡る危険性は完全には除去されていません。 また、地球温暖化の原因は分かっていても、真剣な取り組みは後回しの状態です。
今回、中東で起きた日本人拉致事件は、テロとは無縁と思っていた日本国民にとって世界の現状を知るきっかけになりました。 危機はすぐそばにあります。
未だ収束しない福島の原発事故、テロの脅威、~終末時計は警告しています。もうこれ以上1分も針が進むことがないよう人類の英知を結集しなければなりません。
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