2015年はシベリウスイヤー
近年、生誕○年とか没後○年とか言う 「メモリアルイヤー」を良く耳にすることがあります。
クラシック音楽界では、今年は生誕150年のシベリウス(1865-1957)イヤーに当たります。
代表作「フィンランディア」や、「交響曲第2番」、「ヴァイオリン協奏曲」「トゥオネラの白鳥」 などで有名な北欧フィンランドの作曲家です。
今年は、国内外で、シベリウスの作品が多く演奏されるでしょう。日本でも、交響曲全曲演奏会などが予定されています。 (フィンランド放送響&日本フィル、ラハティ響)
生誕150年では他にも、デュカス(仏)、グラズノフ(露)、ニールセン(デンマーク)もいますが、知名度も作品もシベリウスには及びません。
没後で見れば、スケーターズ・ワルツで有名なワルトトイフェル(露)が没後100年、スクリャービン(露)が同じく100年、日本の山田耕筰が没後50年に当たります。 (余談ですが、) 山田耕筰は風貌( 頭部 )がシベリウスに似ていますね。
こうしてみると、メモリアルイヤーはクラシック界の一つの話題作りかも知れません。特定の作曲家にスポットを当てて、低迷するクラシック音楽に少しでも目を向けてもらおうと言う狙いではないでしょうか。 大いに結構だと思います。今年はシベリウスで盛り上がって欲しいと思います。
さて、シベリウスはもちろん素晴らしいですが、個人的には、没後100年のロシアの作曲家 タネーエフがお勧めです。 あのチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番の初演をしたピアニストでもあります。彼の未完の作品で、交響曲第2番変ロ長調(youtube)に、映像の美しい動画を見つけました。
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