バッハクラヴィア曲の権威 市田先生ご逝去
バッハ研究の第一人者で、武蔵野音大、信州大などの教授を歴任した 市田儀一郎先生が先月28日に亡くなりました。(享年82歳)
ピアノの先生などの音楽関係者には、全音のバッハ関係の教本で良く知られている存在でした。
先生には、公開講座で何度もお世話になりましたが、とても温厚な方で、いつも親しく接していただきました。
バッハのクラヴィア曲の解釈と演奏法の権威で、「タッチ!このすばらしき手」と題した講座などは、素晴らしい内容で分かり易く、今でも良く覚えています。
お寿司屋さんで先生を囲んで音楽談義をしたり、宿泊先のホテルの割烹で、出版社の方を交え、深夜まで楽しく飲んだ思い出が昨日のようです。
先生のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表したいと思います。
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