Piano Joint Concert ~音楽の贈り物~
3人の若きピアニストによるジョイントコンサート「音楽の贈り物」が、名古屋市内のホール「5/R Hall&Gallery」 で開かれました。 (2014・12・23)
年末の多忙な時期にもかかわらず、会場は多くのお客様でほぼ満席になりました。
このホールは地下鉄やJRの駅に近くアクセスはとても良好です。また、1Fにギャラリーがあって、文化的な薫りのする施設になっています。
そして、開場前に並ぶ人のために椅子が用意されていて、座って待つことが出来ます。ホワイエにはドリンクコーナーや音楽グッズのショップもあり、ヤマハの音響設計による響きは、音が拡散して柔らかく、その割に音像がしっかりしていて、音のディテールが良く分かります。名器スタインウェイD274も一役買っているかも知れません。コンパクトながらお客様本位の良質のホールと思います。
そのホールで、3人3様の個性ある演奏を楽しむことが出来ました。車窓から眺める景色が変わるように、ステージ毎に個々の音楽の世界が広がります。
重厚でスケールのあるバッハのシャコンヌで始まり、ベートーヴェンの心のひだを表現した「悲愴ソナタ」に続きます、ショパン、リャードフ、ドビュッシー、最後は北欧の詩情をたたえたシベリウス「樹の組曲」で締めくくられました。
卒業した音大の学長さんはじめ、恩師や多くの友人が駆けつけて温かい声援が送られ、終演後のロビーは祝福の華やいだ雰囲気に包まれていました。
来場者は、熱演した3人の演奏家から、まさに音楽の「贈り物」を受け取って帰路についたことと思います。素敵な演奏ありがとうございました。益々のご発展を祈念いたします。
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