遷宮後初のお伊勢参り
昨年、20年に一度の遷宮を終えた伊勢神宮(内宮)に参拝してきました。
実は、江戸時代からの 「 お伊勢参りの作法 」 によると、遷宮の翌年を 「 おかげ年 」 と言い、最もご利益のある年とされています。 翌年に参拝する 「 おかげ参り 」 が作法のようです。
確かに記録によると、江戸時代の 「 お伊勢参り 」 のブームは、いずれも遷宮の翌年に起きています。
そう言えば、両陛下も遷宮の翌年、即ち今年3月に参拝されましたね。
伊勢神宮は秋晴れの下、平日にもかかわらず大勢の参拝客であふれていました。
宇治橋を渡り五十鈴川を越えると、参道には太古のままの自然が残され、マツ、ヒノキ、カシ、クスなどの巨木が隆々とそびえています。
やはり空気が違います。ここはもう神域です。
今年も残すところ2か月です。Xmasケーキやおせち料理の予約も始まりました。
少し早いですが、この一年の無事を御礼申し上げました。
帰りに、おかげ横丁にある「赤福さん」の本店でぜんざいを戴きました。
巣燕(すつばめ)も覚めゐて四時に竈(かまど)焚く 山口誓子
赤福では、店頭の朱塗りのかまどで、毎朝4時、薪をくべ火を焚くそうです。伊勢にゆかりの俳人 山口誓子は、そのことを句に詠みました。 おもてなしの心が身に沁みます。
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