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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年9月 8日 (月)

中秋の名月 うさぎの自己犠牲

9月8日は、中秋の名月(十五夜)です。 一年で一番美しい月が夜空に輝きます。

二番目に美しい月は、10月6日(十三夜)とされます。

今年は171年ぶりに、11月5日(のちの十三夜)の名月も見られます。 3 回もの名月は今世紀中にはありません。 したがって今年は人生に一度の特別な秋と言えるでしょう。

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        東山魁夷 「 月 」

さて、月と言えばうさぎですが、月とうさぎにまつわる話を 「 Wikipedia 」 から一部引用してご紹介します。

その昔、猿、きつね、うさぎの3 匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢いました。

3 匹は老人を助けようと考えました。猿は木の実を集め、きつねは川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えました。しかしうさぎだけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができませんでした。

自分の非力さを嘆いたうさぎは、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿ときつねに頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込みました。

その姿を見た老人は、帝釈天(たいしゃくてん)としての正体を現し、うさぎの捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、うさぎを月へと昇らせました。

この伝説は、仏教説話 『 ジャータカ 』 を発端とし、『 今昔物語集 』 などを始めとして多く語られ、うさぎの自己犠牲と利他の菩薩道を今日に伝えています。(余談ですが私はうさぎ年生まれです)

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尚、ロマンティックな月は、芸術家の創作意欲を掻き立てました。多くの音楽や絵画は、月からインスピレーションを得て作られました。

特にクラシック音楽では、ベートーヴェンの月光ソナタを始め、ドビュッシー、フォーレ、ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン、シェーンベルク、日本では滝廉太郎などの名曲が残されています。

ドヴォルザーク 《 ルサルカ  》 より 「 月に寄せる歌 」 <9月8日はドヴォルザークの誕生日です)

https://www.youtube.com/watch?v=sbZiNiZJEyQ

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今宵、名月が見られますように・・・

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