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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年9月14日 (日)

オペラ万葉集(演奏会形式)を観る

黛まどか台本、千住明作曲によるオペラ万葉集(9・13 芸文コンサートホール)を鑑賞しました。

オーケストラ、合唱団、ソリスト他 総勢200名近いスケールの大きな公演でした。(名古屋初演)

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満席の場内と、プレトーク中の黛、千住両氏

最古の和歌集「万葉集」を、現代女流俳人の黛まどか氏が読み取り、台本に書き下ろして1300年以上も前に起こった人間ドラマを現代によみがえらせた創作オペラです。

作曲家千住明氏が精魂込めて創ったという音楽は、雄大なスケール、躍動する生命力、そして、切々とした情感にあふれた名曲と言えるでしょう。

特に、後半の二上挽歌編「伊勢」の、大伯皇女(おおくのひめみこ)の歌唱は心に響きました。限りなく哀しく切ない旋律、歌手に大伯皇女が乗り移ったかのようでした。合唱団の皆さんも、ついソリストの歌唱に引き込まれていたのではないでしょうか。

どのソリストも役柄を良く理解され力演だったと思います。合唱も休憩をはさんで2時間立ちっぱなしで、最後まで感動的に歌い上げました。合唱無くしてこのオペラは成り立ちません(マタイ受難曲を思い出しました)。きっと猛練習されたことでしょう。

黛氏、千住氏はもちろん、演奏者、関係者の皆様に敬意を表したいと思います。記念すべき初演だったと思います。

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(BSジャパン TV画面より)


余記ですが、プログラム(約30ページカラー)が200円でした。とても良心的に思いました。また、開演前のプレトークも良かったと思います。それに、語り役の方が素晴らしかったと思います。ただ一点、次回に再演される時は、やはり字幕表示をご検討下さい。さらに感動が増すと思います。

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        舞台上の字幕装置の例

■ 2016年3月26日(土)愛知県芸術劇場コンサートホールにて再演決定!

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