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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年9月29日 (月)

信仰の山で起きた大参事

もう40年以上も前に御嶽山に登った。

岐阜県濁河(にごりご)温泉登山ルート(7合目)から登ったが、登山道が整備されていて、初心者でも安心して山頂に着けた。 途中、突然の雷雨で山小屋に避難したが、あくる日は晴天で、頂上からの展望は格別だった。

3000m級の独立峰は、富士山と御嶽山だけで、どちらも霊峰として信仰の対象になっている。

その御嶽山が突然噴火した! 事前に情報もなく、多くの登山者が巻き込まれ大参事となってしまった。


一か月ほど前、BSで見た「名峰絶景探訪 木曽御嶽 天空の社が守る霊峰」をもう一度見てみた。

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御嶽山は、まさに天空の社(やしろ)が守る霊峰と言える。修験者が登る信仰の山として古くから知られ、ルート上に神社が点在し、冥土(めいど)にあるという 「 賽(さい)の河原 」 も存在する。永く女人禁制で、明治初期にやっと女性も登れる山になった。近年では、女性を含む多くの登山者に人気があったようだ。

社(やしろ)が守る霊峰で起きてしまった大参事、多数の犠牲者のニュースに接し、今回ばかりは神を恨む人も多いだろう。

それにしても今回の噴火は予知できなかったのか? 2週間ほど前から火山性地震が頻発していたとのこと。データはあったが予見できなかった。噴火が起きてから「レベル3」に上げても意味がない。何のための観測だったのか。悔やまれてならない。

広島の土砂災害、3年半前の東日本大震災、災害が起きるたびに評論家や大学の先生がTVでもっともらしいことを話しているが、要は専門家でも予知は難しく、災害を未然に防ぐことは出来ていない。

地震列島、火山列島、台風列島の日本では、自分の身は自分で守るという覚悟が必要になる。 退化してしまった動物的本能を呼び起こし、サバイバル術を身につけることが今、現代人に求められている。

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