世界的な禁煙の流れと、肺がんの不思議
ついに日本の喫煙率が20%を切った。
JTの最近の発表によると、国内の喫煙率は19,7%になり、1965年の調査開始以来初めて20%を切った。
JT喫煙率調査よりHuffPost作成資料より転記(クリックで拡大)
昨年、ニューヨークではタバコ1箱が1050円に値上げ、年齢も21歳以上に引き上げられた(MSN産経ニュース)
日本マクドナルドは、国内3135店全店で全席禁煙にする。
また、志木市は、勤務中に喫煙した男性職員を懲戒処分にした。(8/4埼玉新聞)
海外では、アメリカの大手タバコ会社「RJレイノルズ・タバコ」 に対し、肺がんで死亡した遺族に賠償金17億円と、懲罰的賠償金2兆3900億円の支払いを命じる評決があり、全米の話題になっている。
日本では、さらに、2020年東京オリンピックまでに、飲食店などの禁煙を促進し、「日本人はタバコ臭い」と言う悪いイメージを払しょくしたい考えだと言う。
■ 肺がんの不思議
世界中で禁煙の流れが広がる中、このことに一石を投じる学者がいる。
中部大学教授の武田邦彦氏によると、これほど喫煙者が減っても、何故か肺がん死亡者は増え続けているらしい。
氏によると、タバコはストレス抑制効果もあり、喫煙者は平和主義の人が多いと言う。タバコの効用も認めるべきかも知れない。
ただ、上記のグラフは単純に見るべきでない。がんは高齢になるほど増える傾向にあるので、日本の急速な高齢化も、肺がん死亡者数増加の一因である。
「禁煙は無意味だ」 と、言い切ることは危険である。
肺がんとの関係はまだ解明されていない。 素人考えだが、もしかしたらレントゲン検査(特にCTスキャン)の多用にも問題があるのではないだろうか。
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